| 皮膚とpH (ペーハー) |
| PH(ペーハー)とは、酸・アルカリの度合を表す記号です。 |
・水素イオン濃度の事です。
・酸性であるか、アルカリ性であるかの度合を表す「ものさし」で、PH7が中性です。
PHが小さいほど酸性が強く、大きいほどアルカリ性が強いことを示します。
・人間の体のほとんどは水分なので、髪の毛、胃腸液、尿に至るまでPHがあります。
・健康な皮膚表面の皮脂は、PH4.5〜6.5の弱酸性です。
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| 皮膚のPHとは |
皮膚をおおっている皮脂膜のPHのことです。
健康な肌・・・PH4.5〜6.5
荒性肌・・・・・アルカリ性にかたよる
脂性肌・・・・・酸性にかたよる
| 皮 膚 |
PH 4.5〜6.5 |
| 血 液 |
PH 7.2〜7.5 |
| 毛 髪 |
PH 4.3〜5.0 |
| 水 |
PH 6.9 |
| 蒸留水 |
PH 7 |
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PH(ペーハー)は、よく耳にする言葉ですが、簡単には酸性かアルカリ性かを示すのに用いられる符号です。健康な皮膚は、このPHのバランスが良い状態で保たれているかが、とても大きな意味を持っています。
普通、皮膚をしっとりとした状態で覆っている皮脂膜は弱酸性で、PH4.5〜6.5です。ですから、いろいろな細菌などが、繁殖しない様に保たれています。
一時的に石ケンなどで洗い、アルカリ性になっても、分泌作用が正常であれば、約2時間程で、皮脂膜が再形成され、中和され弱酸性に戻ります。
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| 皮膚の生理機能 |
| @ 呼吸作用 |
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皮膚も微量ですが呼吸作用を行なっています。皮膚で行なわれる呼吸作用は、内呼吸つまり血液と皮膚組織・細胞との間で行なわれるガス交換が主です。肺呼吸のように、外界から酸素をとり入れ炭酸ガスをはきだす外呼吸はほんのわずかです。又、美容医学からみると、水蒸気で肌をうるおしながら息をするというしくみですから、肌を乾燥させる厚化粧や通気性のない鉱物性油は、呼吸作用を庶断しその機能を低下させ、皮膚を早く老化させます。植物性油は、過酸化による皮膚トラブルを生じます。
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| A 保護作用 |
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皮膚は外部からの刺激(光線、外圧、細菌)に対して敏感に反応して、身体を保護する役割をしています。
@機械的な刺激に対して・・打撲や圧迫に対して、真皮の結合繊維や皮下脂肪、血液、リンパ管などがスプリングの働きをして体内をまもります。
A化学的な刺激に対して・・皮膚の表面は、分泌された汗と皮脂がまじり合った薄い酸膜でおおわれており、この酸膜と角質層のケラチンとで科学的な刺激から肌を保護しています。
B光線に対して・・・・・・紫外線の過度の照射を受けると身体に悪影響があるので、メラニン色素や血色素中のヘモグロビンが作用して肌を守っています。
C微生物に対して・・・・・皮脂膜が弱酸性に保たれていると、皮膚表面での細菌の繁殖を防ぐことができます。
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| B 吸収作用 |
皮膚は水溶性のものを積極的に吸収しませんが、脂肪やアルコールに溶したもの、皮膚表面を覆っている皮脂膜に近いものは肌によくなじみ、わずかに毛のうを通して真皮や血管内に吸収されます。
特に油脂に溶けやすい女性ホルモン、ビタミンA・D・E・F、硫黄などは経皮吸収されやすいものです。 また合成色素、香料、防微剤その他皮膚トラブルの原因物質が、真皮までしみ込むといわれています。
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| C 分泌排泄作用 |
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皮膚の分泌には、皮脂腺からの皮脂と汗腺からの汗とがあります。これらは、分泌されて皮膚表面にとどまること(皮脂膜形成)が目的であると同時に体内の老廃物を排泄する役割もあります。
しかし、油性化粧品を乱用すると皮脂・汗の分泌機能が低下します。
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| D 再生作用 |
正常な皮膚の表面は、生理的にその表面より古くなった角質細胞が脱落して、基底層より新しい細胞が次々に分裂して生じ、新しい組織に生まれかわります。
このような表皮の再生は、角化した細胞の脱落することが刺激になって起こるものです。皮膚の再生能力はきわめて大きく、大きな傷でも再生され、やがて元に修復されます。この原理を美容的に応用したものが、ピーリング美容法です。
化学合成原料を多く添加した化粧品は、皮膚機能が減退して自然治癒力が弱くなります。
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| E 体温調節作用 |
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外界の温度に関係なく、人間は体温を一定に保って生命を維持しています。特に体温調節に関係の深いのは、毛細血管と汗腺です。
例えば夏は汗が多くなり、汗が蒸発する時に皮膚から熱を奪い、体温の上昇を防ぎます。また冬は血管が収縮して体温の放熱を防ぎ、体温を一定に保っています。
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| F 知覚作用 |
皮膚は五感器の一つです。外界からの刺激に対して神経末梢が反応して、痛覚、触覚、冷覚、温覚、圧覚などの知覚を感じます。特に温覚には緩慢で、痛覚に対しては鋭敏です。痛覚の軽いものが痒みで、皮膚が痛みを感ずる前ぶれといえます。
また女性は触覚が特にすぐれています。
お化粧の使用感である「のび、つき、なめらかさ、まろやかさ、しっとり、さっぱり」など、細かい点で商品の価値を判断します。
化粧品の販売には、使用感の説明を忘れないようにして下さい。
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| G 表情作用 |
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皮膚そのものが、人種、性別、個人の区別などを表す他に、皮膚の下にある顔面筋肉の働きや目、唇などの動きで喜怒哀楽を表現します。
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| H 中和作用 |
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皮脂膜は弱酸性なので、表皮のアルカリを中和します。又、皮膚内部にも、酸やアルカリを中和する機能があります。
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